僕 は 変 態 な ん か じゃ な い
ク ソ ム シ が

悪の華

9/27(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

伊藤健太郎 玉城ティナ 秋田汐梨 飯豊まりえ  北川美穂 佐久本宝 田中偉登 松本若菜 黒沢あすか 高橋和也 佐々木すみ江 坂井真紀 鶴見辰吾 原作:押見修造「惡の華」(講談社『別冊少年マガジン』所載) 監督:井口昇 脚本:岡田麿里 音楽:福田裕彦 製作:松井 智 板東 浩二 小西啓介 小畑良治 新井重人 プロデューサー:永田芳弘 涌田秀幸 共同プロデューサー:関口周平 アソシエイトプロデューサー:山野邊雅祥 冨松俊雄 撮影:早坂伸(J.S.C.) 照明:田島慎 録音:柳屋文彦 美術:鈴木隆之(A.P.D.J) 装飾:相田敏春 衣裳:藤山晃子 ヘアメイク:リョータ 小道具:岡安明佳里 VFX:鹿角剛 大畑智也 音響効果:井上奈津子 編集:山本彩加 助監督:南柱根 制作担当:伊東祐之 製作:『惡の華』製作委員会(ハピネット ひかりTV ファントム・フィルム 角川大映スタジオ 日活) 企画・製作幹事:ハピネット 共同幹事:ひかりTV 企画・制作プロダクション:角川大映スタジオ 配給・宣伝:ファントム・フィルム ©押見修造/講談社 ©2019映画『惡の華』製作委員会

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Intoroduction

絶望の思春期を突き進む、超<変態>狂騒劇!

原作は、『スイートプールサイド』や『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』など、映画化が続く押見修造の代表作「惡の華」。「別冊少年マガジン」(講談社)にて、創刊号(2009年10月号)から2014年6月号まで連載され、2013年にTVアニメ化、2016年には舞台化もされた人気マンガ。〈中学編〉と3年後の〈高校編〉からなる、思春期の暗黒面をえぐり出した衝撃作は、当時はもちろん現在に至るまで熱狂的な共感と支持を集め続けている。

主人公の春日高男を演じるのは伊藤健太郎。2014年に俳優としてデビューし、主演映画『デメキン』のほか、ドラマや舞台に次々と出演し、目覚ましい成長を遂げており、ブレイク間違いなしの注目株だ。撮影当時21歳だった伊藤は、テクニックと熱量を注ぎ込み、爽やかで健康的な好青年というパブリックイメージを打ち破り、新境地を開拓した。本作が彼のフィルモグラフィーにおける重要作になるのは間違いないだろう。

春日の人生観に決定的な影響を与える仲村佐和を演じたのは、2018年をもってファッション誌「ViVi」の専属モデルを卒業し、女優として開花しつつある玉城ティナ。2019年は『チワワちゃん』『Diner ダイナー』『地獄少女』などの映画に出演。本作でもその圧倒的なビジュアルで、何者ともなじまない異質な存在の仲村に、カリスマ性を与えている。

春日が憧れる佐伯奈々子役には、数百人以上がエントリーしたオーディションを経て、満場一致で15歳の秋田汐梨が抜擢された。初々しさと貫禄を兼ね備えた演技により、ただの才色兼備のマドンナではない佐伯を見事に実体化。末恐ろしい女優が発見されてしまった。

夏祭りで大事件を起こしたことが原因で、一家で引っ越すことになった春日が、高校で出逢い交流を深める常磐文に扮するは、モデル、女優と大活躍中の飯豊まりえ。スタイルが良く垢抜けており男子に人気だが実は文学少女の一面も持つ常磐を、持ち前の朗らかさと健やかさでナチュラルに演じている。

脚本は、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』や『心が叫びたがってるんだ。』など瑞々しいタッチで青春を描き続ける岡田麿里。原作は中学編から高校編へと物語が進んでいくが、映画では高校時代の春日が中学時代を振り返り、さらに未来へと踏み出す形で構成した。なお、高校編が映像化されるのは本作が初となる。

監督を務めるのは、『片腕マシンガール』や『電人ザボーガー』などカルト&ファンタスティックな作品を作り続けてきた井口昇。原作の最初の数ページを読んだだけで「この作品を映画にするために、映画監督になったのではないか」という直感と衝撃を受け、自ら実写化に向けて奔走した。原作者の押見修造が「井口監督に『惡の華』を撮っていただくことは、長年の夢でした」とコメントしているように、2人は相思相愛。脚本の細部に至るまでディスカッションを重ねた結果、原作者と監督のお互いへの尊敬と、作品やキャラクターへの愛情が詰まった、映画『惡の華』が誕生した。

思春期とは、つくづく厄介な時期である。渦中にいるときは苦しく、しかも、思い出すには羞恥がともなう。しかし、その通過儀礼を経ずに大人になると、また違う困難に見舞われるから悩ましい。

そんな思春期に、今、苛まれているすべての少年少女と、かつて思春期に苛まれたすべてのかつての少年少女に捧げられているのが、映画『惡の華』である。

Story

あの夏、僕は仲村さんと出会い、リビドーに目覚めた。

山々に囲まれた閉塞感に満ちた地方都市。中学2年の春日高男は、ボードレールの詩集「惡の華」を心の拠り所に、息苦しい毎日をなんとかやり過ごしていた。ある放課後、春日は教室で憧れのクラスメイト・佐伯奈々子の体操着を見つける。衝動のままに春日は体操着を掴み、その場から逃げ出してしまう。その一部始終を目撃したクラスの問題児・仲村佐和は、そのことを秘密にする代わりに、春日にある“契約”を持ちかける。こうして仲村と春日の悪夢のような主従関係が始まった…。
仲村に支配された春日は、仲村からの変態的な要求に翻弄されるうちに、アイデンティティが崩壊し、絶望を知る。
そして、「惡の華」への憧れと同じような魅力を仲村にも感じ始めた頃、2人は夏祭りの夜に大事件を起こしてしまう…

「僕は変態なんかじゃ...ない」

「僕は変態なんかじゃ…ない。」

Cast

伊藤健太郎

1997年6月30日生まれ、東京都出身。モデルを経て、ドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」(CX)で俳優デビュー。その後「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」(TBS)、「仰げば尊し(TBS)などに次々と出演し注目を集める。『デメキン』(17)で映画初主演を飾り、以降『覚悟はいいかそこの女子。』(18)、『ういらぶ。』(18)、『犬猿』(18)、『ルームロンダリング』(18)、『コーヒーが冷めないうちに』(18)など多数の話題作に出演。2019年第42回日本アカデミー賞 新人俳優賞・話題賞 俳優部門を受賞。また、「アシガール」(NHK)の“若君”役や、「今日から俺は!!」(NTV)のツッパリ“伊藤”役などユニークな役柄でも人気を博し、幅広い年代から支持されている。ラジオ「伊藤健太郎のオールナイトニッポン0」(ニッポン放送)ではパーソナリティを務め、白井晃演出による舞台「春のめざめ」や情報番組MCなど活躍の場を広げており、今最も注目を集める若手俳優のひとり。

玉城ティナ

1997年10月8日生まれ、沖縄県出身。2012年に講談社主催の「ミスiD(アイドル)2013」でグランプリを獲得。その後、14歳で「ViVi」最年少専属モデルとして人気を集める。2018年に惜しまれつつ「ViVi」を卒業。『ダークシステム 恋の王者決定戦』(14)のヒロインで女優デビュー。2018年『わたしに××しなさい』で映画初主演。『オオカミ少女と黒王子』(16)、『貞子vs伽椰子』(16)、『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』(16)、『PとJK』(17)、『暗黒女子』(17)、『ういらぶ。』(18)、『チワワちゃん』(19)などに出演しコメディからホラー、学園モノからシリアスな人間ドラマまで幅広い役柄を演じている。公開待機作に、『Diner ダイナー』(19)、主演を務める『地獄少女』(19)などがある。

飯豊まりえ

1998年1月5日生まれ、千葉県出身。2012年に女優デビュー後、数多くのドラマ・映画に出演。7月クールテレビ朝日木曜ドラマ「サイン―法医学者 柚木貴志の事件―」への出演も決定。2019年は『劇場版シティーハンター<新宿プライベート・アイズ>』のヒロイン役として声優に初挑戦し、『名探偵ピカチュウ』で日本語吹き替えにも初挑戦した。2019年秋には映画『いなくなれ、群青』の公開、初舞台タクフェス第7弾「流れ星」に出演。2020年1月には主演映画『シライサン』の公開も控えている。毎週土曜朝には情報バラエティ番組「にじいろジーン」 (KTV)にレギュラー出演中。また、雑誌「Oggi」「MORE」でモデルとしても活躍中。

秋田汐梨

2003年3月19日生まれ、京都府出身。2015年に「ニコラ」オーディションでグランプリを獲得。専属モデルとして2019年まで活躍。2017年NHK新春スペシャルドラマ「富士ファミリー2017」への出演を機に女優としてのキャリアをスタートさせる。主な出演作には、ドラマ「僕たちがやりました」(KTV)「セトウツミ」(TX)、 「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(NTV)や映画『青夏 きみに恋した30日』(18)、『L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』(19)、『賭ケグルイ』(19)などがある。本作の佐伯役はオーディションで井口監督に「佐伯を演じられるのは彼女しかいない」と言わしめ満場一致で決定した。

鶴見辰吾

1964年12月29日生まれ、東京都出身。1977年「竹の子すくすく」(ANB)でデビュー。「3年B組金八先生」(TBS)シリーズで注目を浴び、相米慎二監督『翔んだカップル』(80)で映画初主演。多くの映画、TVドラマ、舞台で正統派から悪役まで幅広くこなす。最近の主な映画出演作に、『日日是好日』(18)、『マスカレード・ホテル』(19)、『きばいやんせ!私』(19)、『こはく』(19)がある。

黒沢あすか

1971年12月22日生まれ、神奈川県出身。10歳から児童劇団に所属し子役として活躍の後、1990年、『ほしをつぐもの』で映画デビュー。2003年塚本晋也監督の『六月の蛇』に主演し第22回オポルト国際映画祭最優秀主演女優賞を受賞し注目を集め、園子温監督『冷たい熱帯魚』(11)などで強烈な印象を残す。主な映画出演作に、『嫌われ松子の一生』(06)、『渇き。』(14)、「沈黙~サイレンス」(17)、「昼顔」(17)、『ホットギミック ガールミーツボーイ』(19)など。公開待機作に『楽園』(19)がある。

坂井真紀

1970年5月17日生まれ、東京都出身。1992年「90日間・トテナム・パブ」(CX)で女優デビュー、その後も数々のテレビドラマ、CMに出演し活躍。1996年「ユーリ」で映画初出演。2008年『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』で第18回日本映画批評家大賞助演女優賞、第23回高崎映画祭特別賞を受賞。最近の主な出演作に、『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』(16)、『友罪』(18)などがある。今秋公開『駅までの道をおしえて』、『108 海馬五郎の復讐と冒険』への出演も決定している。

松本若菜

1984年2月25日生まれ、鳥取県出身。2007年女優デビュー。2009年『腐女子彼女。』で映画初主演を務める。2017年には石川慶監督『愚行録』での演技が評価され、第39回ヨコハマ映画祭助演女優賞を受賞。その他の主な映画出演作は、『無伴奏』(16)、『コーヒーが冷めないうちに』(18)、『この道』(19)、『柴公園』(19)など。

高橋和也

1969年5月20日生まれ、東京都出身。88年男闘呼組メンバーとして音楽デビュー。解散後、94年の舞台「NEVER SAY DRAEM」、映画『KAMIKAZE TAXI』で俳優活動を本格的に開始。以後、舞台、映画、TVにと幅広く活躍。15年、映画『そこのみにて光輝く』にて第29回高崎映画祭助演男優賞受賞。近年の主な映画出演作に、『そして父になる』(13)、『太陽』(16)、『あゝ、荒野』前編/後編(17)、『たった一度の歌』(18)、『新聞記者 』(19)等がある。

Crew

監督:井口昇

1969年6月28日生まれ、東京都出身。学生時代に撮った8ミリ作品『わびしゃび』がイメージフォーラムフェスティバルで審査員賞を受賞。自主制作の『クルシメさん』がゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター部門で奨励賞を受賞し、以降『恋する幼虫』(03)『猫目小僧』(05)などを監督。2007年には『片腕マシンガール』が海外および国内でカルト的な人気を博し、数々の国際映画祭に出品。30カ国以上で公開されその名を世界中に轟かせた。2011年には『電人ザボーガー』がロングランヒット。同作でアメリカ・テキサス州の映画祭、ファンタスティック・フェストでファンタスティック部門監督賞受賞を果たす。新作を発表する度に海外から招待が殺到する程、世界中で熱狂的ファンを生み出しており、北野武、三池崇史に並ぶ人気と知名度を誇っている。主な監督作品に、『ヌイグルマーZ』(14)、『ライヴ』(14)、『スレイブメン』(17)、『ゴーストスクワッド』(18)、伊藤健太郎も出演していた『覚悟はいいかそこの女子。』(18)など。

脚本:岡田麿里

1976年生まれ、埼玉県出身。1996年にビデオシネマで脚本家デビューを果たし、以降フリーで漫画原作やゲーム、ラジオドラマなどの脚本を手掛ける。1998年には「DTエイトロン」でアニメ脚本を手掛けはじめ、その後「とらドラ!」「花咲くいろは」「凪のあすから」などアニメを中心に数々のヒット作品のシリーズ構成・脚本を担当。2013年『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』では、企画原作からノベライズまでを手掛けた。また、同年、これまでの功績が認められ第16回アニメーション神戸賞を受賞。2017年以降は実写映画・TVドラマの脚本も執筆し、自伝「学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで」も刊行。2018年には初監督作品となる『さよならの朝に約束の花をかざろう』が公開され、上海国際映画祭アニメーション最優秀作品賞やシッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭ファンタスティック・ディスカバリー部門最優秀長編作品賞受賞を果たした。9月は他に『空の青さを知る人よ』が控える。

1981年3月19日生まれ。群馬県出身。2002年「真夜中のパラノイアスター」でデビュー。これまで思春期の少年少女をモチーフに、独創的な作風で数々の作品を発表。「漂流ネットカフェ」、「ぼくは麻理のなか」がTVドラマ化、『スイートプールサイド』(14)、『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(18)が映画化されるなど、人気作品の映像化が続いている。自身の体験が色濃く反映された「惡の華」は別冊少年マガジンに2009年から5年間に渡って連載され、鬱屈とした青春と行き場のない衝動を描き、その過激なストーリー展開は強烈なインパクトを与えた。「このマンガがすごい!2011」オトコ編の10位にランクイン、「マンガ大賞2012」にもノミネートされるなど、今もなお多くの読者に愛され続けている。好評のうちに「ハピネス」(別冊少年マガジン/講談社)が完結。現在は「血の轍」(ビッグコミックスペリオール/小学館)を連載中。

春日高男役:伊藤健太郎
思春期は誰もが通ってきた道だと思います。ただ、誰と出会ってきたか、
どんなものを見たか、どんなものを読んだかでその先の道が決まっていくと思います。
その道はたくさんあって、何かに反発したり春日のような人がいたり。
春日を理解するのは難しいかもしれません。ただ、誰もがどこかに共感は出来ると思うんです。
『惡の華』を観た大人の方にはこういう思春期があったなと思い出して欲しいですし、
まだ思春期を迎えていない人達にもこの映画がどう映るのかが非常に楽しみです。
仲村佐和役:玉城ティナ
10代から20代の短い時期に感じた感情や気持ちは、これからの人生において
色褪せてほしくないし色褪せるべきでもないと思います。
その時に得た感情をマイナスに捉えるだけではなく、その時期の感情を否定せずにいてほしい。
『惡の華』を観て、この作品に光る共通のものを皆さんが見つけてくれたらいいなと思います。
常磐文役:飯豊まりえ
私はこの作品に出会って凄く衝撃を受けました。
人それぞれの思春期だったり環境だったりでこの作品は見方が変わるなって思っています。
誰しもが本来持っている、内に秘めている部分と普段は見せない部分を思い出させてくれる作品だと思います。
この映画を観た人が、それぞれの惡の華を語り合ってくれたらいいなと思っています。
佐伯奈々子役:秋田汐梨
私は今高校生で今回の登場人物達に年齢が一番近いのですが、自分の学生生活とは全然違うので初めは戸惑いました。
仲村さんの事は全然わからない!笑
この映画は迫力のあるシーンがたくさんあって、私自身も挑戦的なシーンが多かったので大変でした。
自分の中学生時代と比較して見てもらえると面白いかなって思います!あ、あと監督がふわふわしていて癒されました!
監督 : 井口昇
「惡の華」を初めて読んだ時、最初の数ページで
「これは絶対に映画にしたい。そのために映画監督になったのではないか」と
全身に電流を浴びたような衝撃と直感に満ち溢れました。
長い片思いのような気持ちを抱え続け、遂に実現できる事になりました。
毒のある過激さだけではない普遍性と、孤独を感じる少年少女への共感が、
「惡の華」に人々を惹きつける理由だと思います。
今を生きる観客が求める題材とリンクしてきた「惡の華」こそ、今映画にするべき作品だと思っています。
原作 : 押見修造
井口昇監督に「惡の華」を撮って頂くことは、長年の夢でした。
僕の魂を救ってくれて、物語の作り方の手本にしてきたのが井口監督の作品だったからです。「惡の華」を描く上でも多大な影響を受けました。
ですので、1番楽しみにしていた観客が僕だと思います!
さらに、岡田麿里さんの脚本が絡み合うことで想像以上のものに仕上げて頂きました。
本当の、切実な、胸に突き刺さる「変態」を観ていただけると思います。
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